豚骨ラーメンの名脇役「紅生姜」いつから入れるようになった?
博多で有名なグルメといえば、必ず挙げられるグルメの一つが博多ラーメンです。
豚骨ベースの乳白色のスープに極細麺の豚骨ラーメンは麺に濃厚なスープが絡むようになっています。
そして麺の硬さを選べるのですが、博多では一般的にバリカタという硬めの麺を合わせるようになっています。
そして濃厚なスープなので、お代わりに替え玉を入れても最後まで美味しく食べれるようになっています。
そんな博多ラーメンの一つの特徴は紅ショウガです。
日本全国、様々なラーメンがありますが、紅ショウガを入れるのはこの地域特有の豚骨ラーメンだけです。
では、なぜ、紅ショウガを入れるようになったのでしょうか。
博多ラーメンに紅ショウガを入れるようになった由来は昭和34年にあります。
当時、すでに豚骨ラーメンは存在し、様々なラーメン屋で提供されていました。
しかし、その見た目は豚骨ベースの乳白色のスープに白い麺、トッピングとして茶色のチャーシューに海苔、黒いキクラゲが入っていました。
味は美味しくても彩りが単調で物足りなさの感じる見た目でした。
この見た目に寂しさを感じた博多のラーメン屋「のんき屋」さんの店主の大石さんが彩りを加えようとトッピングに入れたのが紅ショウガです。
すると白いスープに赤色が生えて綺麗な見た目になると共に、食欲をそそる美味しそうな色合いになりました。
そして食べてみると紅ショウガ独特の味が豚骨スープによく馴染み、食感も良いことから好評となりました。それ以来、博多ラーメンには紅ショウガをトッピングとしてのせることが一般的になったのです。
このように豚骨ラーメンの名脇役である紅ショウガは最初は彩のために加えられました。
それにより寂しかった見た目が鮮やかになるだけでなく、予想以上に味も食感も格段に良くなったことから、今では博多ラーメンには欠かせない名脇役となったのです。
このようなことから博多ラーメンといったら紅生姜は絶対に欠かせないトッピングになりました。
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