ちょいネタ

味噌ラーメン

味噌ラーメンが最初に誕生したのは、1955年だと言われています。
これは北海道の札幌において「味の三平」という食堂を経営していた店主が考案したわけですが、その誕生の経緯が変わっていると思います。
この店主がアメリカのリーダーズ・ダイジェストという雑誌を読んでいたところ、日本人は味噌をもっと活用するべきだという記述に衝撃を受けたようです。
この店では従来のラーメンも作っていたはずですから、この雑誌の内容に触発されて、日本人らしい麺料理を作ることになったらしいのです。
この雑誌を編纂したのはアメリカの会社であるため、日本人はアメリカ人にも感謝しなければいけないことになります。

発祥に関しては他にも説があり、先程と同じ店に訪れたアメリカ人が豚汁を食べていたところ、中華麺を入れて欲しいというリクエストをしたという話です。
これはエピソードの一つと考えられており、実際には先程のアメリカの雑誌の影響が大きかったようです。

1955年に誕生してからは、もっちりとした太麺も開発されて美味しさが向上しました。そのおかげもあり、北海道のご当地グルメとしても人気になり、昭和40年代以降には全国に伝播することになりました。

発祥地は札幌だと思っていましたが、よく調べてみると他の地域にも似たような麺料理があることが分かります。

例えば、愛知県岡崎市で作られている八丁味噌ラーメンは、札幌で発祥したものと比較すると、基礎的な材料は全く異なります。
そのため、岡崎市で作られているものは札幌から伝わったものではなく、当地で独自に開発されたものであることは明らかです。

山形県でも同様な料理があり、昭和35年頃には生まれていたようです。
これは南陽市にある「龍上海」という店が開発した赤湯辛味噌ラーメンのことで、こちらは札幌の系統と似ているような気がします。ところが、札幌と山形の間には長い距離があり、この地域には独特な食文化があるため、こちらも別々に発祥したと考えるのが無難です。

山形県の作り方は、赤湯ラーメンの系統になるもので、もともとは鶏ガラや魚介などをベースにした醤油スープで構成されていました。
残ってしまったスープを店主が持ち帰り、味噌を加えて汁物として食べたのがルーツだと考えられています。
魚介を多く使っているために、札幌の系統と比較すると独特な風味がありますが、慣れると病みつきになる味です。

こちらでは発酵調味料を好みに応じて付け足すことができるのも、札幌の系統と違う点です。

以上のように、全国各地にご当地ならではの特徴のあるラーメンも多数あります。現地に行かれた際にはぜひ食べていただきたいと思います。

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