ラーメンのスープ 煮干し
日本人なら老若男女誰しも大好きと言える今や国民食となったラーメン。
国内のみならずアジア圏はもちろん欧米諸国からも、ラーメンの食べ歩きを目的に訪れるグルメな観光客もいるくらいです。
日本人の中では中華麺という感覚で、中華料理の一種と考える人もすくなくありませんが、実際は中国やアジア諸国では今のラーメンのような料理はありません。元々は中華麺のルーツのようですが日本人のアレンジで現在の形になっていったようです。
中華料理で代表的な鶏ガラスープのみならずラーメンの出汁には様々な素材があり、大まかにはその素材によってジャンル分けがされます。
料理は基本的にはどれもその土地柄や産地で豊富にとれる食材や、その食材にあった調味料として進化発展を遂げていきますが、ラーメンもやはり土地柄があります。
南の方に多い豚肉を使った料理と同じように、九州おもに博多を連想する豚骨や、北の大地の恵みや風土から発酵食品の豊富な食文化から味噌を使った北海道の味噌ラーメン。
内陸部は鰹節を使ったコク深い出汁に土地柄にあわせた醤油で別れる醤油スープなどその形体は様々です。

なかでも最近人気を集めているのは煮干しのスープです。
健康志向の傾向が強くなっているのでヘルシーな魚を使った出汁にあっさりとした味わいのラーメンが注目を集めています。
味噌汁にあるように煮干しの出汁には、野菜の旨味を引き出すようなしっかりと香る風味があるので、ネギだけにとどまらず色々な野菜のトッピングを提供するお店も増えてきています。
中でも九州長崎の特産品のアゴ出汁ベースのスープは独特の濃いめの旨味が調味料に絡み味の層の底上げをするような味わいで人気です。
九州のみならず関東地区にもアゴ出汁ベースのラーメン店は増えてきています。
以前は男性客のイメージが強かったですが、今ではぱっと見にはオシャレなバーや和食のお店に見えるようなお店も増えてきて、女性一人でも入りやすいようです。
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